論文掲載

博士課程の水野さんの論文が掲載されました。

染色体末端のテロメアの長さは細胞の老化指標になると考えられており、近年はテロメア長に影響を及ぼす環境要因に関する疫学研究が広く行われています。今回の論文では栄養素の摂取量に着目し、日本の女子大学生を対象に栄養素摂取量とテロメア長との関連を包括的に検討しました。検討した栄養素の中で、ビタミンAの摂取量とテロメア長との間に有意な関連が見られ(ビタミンAの摂取量が多い人ほどテロメアが長い)、抗酸化・抗炎症作用を有する栄養素の摂取がテロメアの短縮の抑制に寄与していることが示唆されました。

Mizuno, Y., Konishi, S., Goto, C., Yoshinaga, J., Hidaka, M., & Imai, H. (2021). Association between nutrient intake and telomere length in Japanese female university students. Biomarkers, 1-34.

論文は以下のページでご覧いただけます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33393836/