ラオス ウドムサイ県アイ村

修士課程の柴崎さんが、2月上旬から約1か月間、ラオスで現地調査を実施しました。


昨年8月に予備調査を行い、今回は本調査として1ヶ月間滞在しました。食物摂取頻度や身体活動時間に関する質問紙、身体測定による調査を25歳以上64歳以下の村人に対して行いました。現地の協力者一人と共に家を一軒ずつ訪問し村人に協力をしてもらいました。また、質問紙調査の参加者のうち30人に、GPSと加速度計を7日間継続して使用してもらい、生活行動のデータも集めました。

村人の食料摂取頻度には大きなばらつきがあること、畑での労働時間が食のバリエーションに関係しているわけではないという印象を受けました。ヤン族の健康に影響を与えているもの、特徴的な生活習慣などについて、これから分析をして明らかにしたいと考えています。

村人に調査の内容を説明し、参加を依頼しているところ

投網や素潜りで魚を捕っているところ。乾期で川の流れが穏やかであるため、雨期に比べて川での活動が非常に多い。

海苔を作っているところ。乾期には魚だけでなく海藻が採りやすく、女性が海苔を作るまでの一連の仕事を行う。唐辛子、生姜、味の素、塩などを和えて少量の水を加えたものを、形を整えた海藻の上にかけている。乾期には海苔と主食であるもち米を食べる。それぞれの家で味が少しずつ違っていて面白い。