長崎県長崎市内・高島・伊王島

2017年2月中旬、准教授の梅﨑が、長崎県長崎市内、高島、伊王島において調査を実施しました。


長崎市は坂の町である。そして車道に隣接できない斜面地にたくさんの住居が建てられている。そのような斜面地は、身体能力の衰えた高齢者には生活の難しい環境であり、また若年人口の流出も激しい。一方、長崎にはかつて炭鉱で栄えた離島がたくさん存在し、閉山後のコミュニティーの維持という問題もかかえている。今回の調査では、長崎市内2カ所、離島2つを訪問し、住民のみなさまより、地域の歴史や現在の生活についての聞き取り調査をおこなった。

長崎市の斜面地の上部から長崎港をのぞむ。この地域は、三菱造船所の裏手にあり、かつては造船所で働く人がたくさん暮らしていた。車が入れないために、そりの着いた箱をつかってゴミが収集される。

長崎市水の浦地区 細い階段状の坂道が斜面につけられ、その両側に家が建てられている。ここには、長崎市の事業で2人乗りのモノレールが設置され、登録した住民は利用することができる。